「飽和潜水」捜索、今月中にも完了へ…国後島で発見の女性は外交ルートで確認中
北海道・知床半島沖で観光船「KAZU I(カズワン)」(乗客乗員26人)が沈没した事故で、第1管区海上保安本部は15日、飽和潜水と呼ばれる特殊な技術を使った調査を近く開始し、最短で今月中に完了させる見通しを示した。
作業台船「海進」と引き船「早潮丸」は17日にも網走港に着く予定で、準備が整い次第、潜水士がカズワンが沈んだ水深115メートル付近まで潜り、行方不明者の捜索や引き揚げに向けた船体調査を行う。
北方領土・国後島の西岸で6日に遺体で発見された女性については、外交ルートで事実確認を続けている。