紛失のUSBメモリー見つかる 全市民の個人情報搭載―兵庫県尼崎市
兵庫県尼崎市は24日、全市民約46万人分の個人情報が入ったUSBメモリーが紛失した問題で、このUSBが見つかったと発表した。
市は23日、住民税非課税世帯などを対象とした臨時特別給付金の支給事務を委託していた業者が紛失したと発表していた。
市によると、USBには住民基本台帳に基づく全市民の氏名や住所、生年月日などのほか、臨時特別給付金の対象世帯情報、生活保護と児童手当の受給世帯の口座情報などが含まれていた。
委託業者の関係社員は21日、尼崎市内で個人情報をUSBに移し、大阪府吹田市内でデータの移管作業を行った。
その後、同市内の居酒屋で飲食しており、22日未明、路上で目覚め、USBが入ったかばんの紛失に気付いたという。
大阪府警によると、24日朝から吹田署員とこの社員が吹田市内を捜索した結果、正午ごろ、同市のマンション敷地内でUSBが入ったかばんを発見したという。