海老蔵、親子3人共演で歌舞伎座本興行デビュー「無事終わりました。ほっ。二人の純粋さに心打たれます」
「七月大歌舞伎」が4日、東京・東銀座の歌舞伎座で初日を迎え、市川海老蔵(44)の長女で舞踊家の市川ぼたん(10)が第二部の「雪月花三景 仲国」に出演。長男の堀越勸玄(9)と親子3人共演で初となる歌舞伎座の本興行デビューを飾った。
第三部では「風の谷のナウシカ」を歌舞伎座で初めて上演し、尾上菊之助(44)の長女・寺嶋知世ちゃん(6)も初舞台。公演は29日まで。
ぼたんは成田屋ゆかりの華やかな舞踊劇で女蝶の精を熱演して華麗な舞いを披露。同じ第二部の「夏祭浪花鑑」でも海老蔵が団七九郎兵衛、勸玄が倅市松を演じて親子共演で沸かせた。
海老蔵は自身のブログで開演前に父・十二代目市川團十郎さんと妻・小林麻央さんの墓参りをしたことも明かし、出演後には「無事に終わりました。ほっ。自分の事もありますが二人の事もあるのでやはり別の神経使います。しかし二人の純粋さに心打たれます。そしてわたしも無垢な気持ちで団七や仲国出来て幸せです」と心境などをつづった。
松竹は同日、歌舞伎座の9月公演も発表。3年ぶりに「秀山祭九月大歌舞伎」を復活し、昨年11月28日に亡くなった二代目中村吉右衛門さんの一周忌追善としてゆかりの演目を上演、豪華な俳優たちが顔をそろえる。