金銭トラブルか 男性(71)が行方不明のまま 監禁で男女6人をすでに逮捕・起訴 男1人逃走中 広島県警が事件について初めて説明
警察は、ことし6月から広島県海田町に住む71歳の男性が行方不明のままとなっている監禁事件について、初めて説明しました。
警察は、男性を監禁した疑いで、これまでに男女6人を逮捕していたと4日午前10時、明らかにしました。
ほかにも事件に関わったとみて男1人の行方を追っていたため、これまで事件を公表していませんでしたが、一部についての裁判が近く始まるため、説明の機会を設けたということです。
男性(71)の行方はわからないままで、6月6日、広島県警では刑事部長を捜査本部長とする74名態勢の捜査本部を設置し、捜査を継続しているということです。
監禁の疑いで逮捕されたのは、広島市や府中町、東広島市にすむ30代〜40代の女5人と、住所不定の男(31)です。
警察によりますと、6人と逃走中の1人は共謀して、6月1日午後8時45分ごろから2日午後1時10分ごろまでの間、海田町南幸町の被害者が使用する事務所において 71歳の男性を監禁した疑いが持たれ、逮捕された6人についてはその後、いずれも起訴されたということです。
警察は、6人の認否については「逮捕当初と現在の認否が変わっているほか、公判が控えているため」として明らかにしていません。
被害男性の親族が「帰ってこない」と警察に通報したことで事件が発覚。​現場付近の防犯カメラには、既に逮捕・起訴された6人と逃走中の1人の姿が映っていたということで、捜査の結果、6人の逮捕にいたったとしています。警察は男性の行方を探していますが、事件発生から4か月たったいまも、連絡がとれていないということです。
行方不明の男性と一部の男女の間には、金銭の貸し借りがあり、トラブルがあったとみられるということですが、裁判を控えているため、警察は詳しくコメントしないとしています。
監禁罪で逮捕・起訴された6人は以下のとおりです。
広島市南区 飲食店従業員 門 美帆子 被告(44)
広島市西区 無職 槙本 祐己 被告(32)
府中町 ネイリスト 栗栖 愛 被告(36)
東広島市 無職 藤本 裕子 被告(40)
広島市安佐南区 無職 倉本 絵梨 被告(37)
住居不定 古物商 今泉 俊太 被告(31)