62歳の夫が死亡、殺人も視野に捜査…自ら近所に通報依頼、逮捕の67歳の妻「椅子を使って、殴った」 北海道日高町
2日夜、北海道日高町の住宅で、62歳の夫を椅子で殴るなどし、けがをさせたとして、67歳の女が逮捕されました。夫は、意識不明の状態で搬送され、病院で死亡が確認されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、日高町冨川西の無職、尾形久美子容疑者67歳です。
尾形容疑者は2日午後7時半ごろ、自宅の居間で、無職の夫の忠志さん62歳を椅子で殴るなどし、けがをさせた疑いが持たれています。
忠志さんは、意識不明の状態で搬送され、病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、尾形容疑者は、午後7時50分ごろ、近所の人に自ら119番への通報を依頼。
忠志さんは額が切れるなどしていて、救急隊は、事件の可能性があるとして、警察に連絡していました。
取り調べに対して尾形容疑者は「椅子を使って、殴った」などと話し、おおむね容疑を認めているということです。
尾形容疑者が使ったという椅子は、高さ80センチほど、脚の部分が金属製で、折りたたみ式の「ディレクターチェア」と呼ばれるものとみられています。
警察は、忠志さんの遺体を司法解剖し、死因を特定するとともに、殺人などの疑いも視野に調べをすすめています。