温泉地ランキング、箱根が2年ぶりに首位返り咲き…20〜40代で高い支持
リクルート(東京)の観光に関する調査機関「じゃらんリサーチセンター」は8日、全国328か所の温泉地を対象にした「じゃらん人気温泉地ランキング2023」を公表し、「もう一度行ってみたい温泉地」で箱根温泉(神奈川県箱根町)が、2年ぶりの首位に返り咲いた。
8月下旬に宿泊予約サイト「じゃらんnet」の会員にアンケート調査し、1万3375人から回答があった。
箱根温泉は2470票を集め、2022年版で首位だった草津温泉(群馬県)を24票差で上回った。
箱根を選んだ理由(複数可)は「街の雰囲気」が58%、「交通」の利便性が56・6%、「自然」が43%だった。
箱根温泉は、07年版の初回発表から15年連続1位だったが、22年版で2位となっていた。
同センターは、箱根温泉がトップを奪還したことについて「旅行者にアンケートを実施し、データに基づく観光戦略を策定して自然教育につながる体験を提供したことで、20〜40代で高い支持を得られた」とみる。
箱根、草津に続く3位は登別(北海道)、4位は道後(愛媛県)、5位は別府温泉郷(大分県)で、22年版と同じ顔ぶれだった。
神奈川県内では湯河原(湯河原町)が一つ順位を上げて34位となった。