奈良岡朋子さんを襲った肺炎 「1、2日で亡くなることも」高齢者は要注意
演劇界を代表する女優で、劇団民芸の共同代表を務める奈良岡朋子(ならおか・ともこ)さんが23日午後10時50分、東京都内の病院で死去した。93歳。
奈良岡さんの死因は肺炎だった。福田医院(横浜市)の福田伴男院長は「90歳を過ぎた超高齢者が肺炎にかかった場合、急に病状が悪化し1、2日で亡くなることも珍しくない」と注意を呼びかける。
高齢者に特に多いのが誤嚥性肺炎。気道に異物が入ることで起こるが、のみ込む力が弱くなった高齢者は唾液を飲み込んだだけでかかることもある。
愛煙家だった奈良岡さん。福田氏は「タバコで肺の機能が弱っていた可能性もある」と指摘した。