元サッカー日本代表の田中マルクス闘莉王氏　Photo By スポニチ

サッカー元日本代表の田中マルクス闘莉王氏（42）が15日、自身のYouTubeチャンネルを更新。W杯アジア2次予選の北朝鮮戦（21日ホーム、26日アウェー）に臨む日本代表メンバーにDF長友佑都（42＝FC東京）が「サプライズ復帰」したことに苦言を呈した。

アジア杯の準々決勝で敗退し、リスタートとなる森保ジャパン。14日のメンバー発表で、最大の関心事となったのがカタールW杯以来となる長友の招集だった。この話題を振られ、少し考えた後、闘莉王氏は「言いづらいかもしれないけどね、オレ、佑都大好きだし、仲もいいし…」と前置きしながら、「オレだったら呼ばない」と言い切った。

その理由として、「年齢とかそういう問題じゃない」とし、「パフォーマンスを見ていると、少し落ちているような感じがする。今の日本代表の中では、少し実力的には下なのかな」と冷静に分析した。

長友は今季、リーグ戦は開幕から3試合連続で先発。ただ、本職の左ではなく、右SBとして起用されている。代表では左での起用が有力視されており、「だったら、（FC東京で左SBとして活躍する）名前難しい子（バングーナガンデ佳史扶）を連れていくべき」と持論を口にした。

さらに同氏は、森保監督がW杯4度出場や欧州のビッグクラブでプレーした37歳の存在感を期待しているとコメントしたことにも、「最近いろんな格好いいこと言っているように見えるんですけど、内容をまとめてみると、大したこと言ってねえのかな」と辛らつな意見。「ただの盛り上げ役を連れていきたいだけ」と、その“用兵”に疑問符をつけていた。