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元近鉄の佐野慈紀氏、あす右腕切断手術へ 「一緒に戦ってくれた右腕、ごめんなさい」感染症が進行で

佐野慈紀氏(2016年撮影)

元プロ野球・近鉄の佐野慈紀氏が30日、ブログを更新し、5月1日に手術で右腕を切断すると告白した。
この日は佐野氏の56歳の誕生日。「55歳はまさかの1年入院生活 今日は思い出に浸ろうかな。。。」と切り出し、これまでの人生を振り返った。
小4で野球を始め、高校は甲子園出場、大学でも野球を続け「1990年ドラフト3位で近鉄バファローズ入団 1991/04/09 初登板 その後、13年右腕を振り続ける」。

最愛の子どもたちも生まれるも、23年からは病に悩まされることに。「2023/4/右足中指の感染が発覚。重症下肢虚血 緊急の為、右足中指を切断。治療の為、強制入院生活始まる。遅ければ右足を失うとこだった」というのを皮切りに、23年12月には「感染症が足から指先に転移」したため、結果的に「指先を2本切断」することに。
24年1月には「心臓弁膜症の発覚」し、「糖尿病による影響は恐ろしい」とも記された。

そして「今日まで右手の機能を残す為に治療を続けるも2024/05/01 感染症が進み明日右腕を切断する事に」と、あす5月1日に、右腕切断の手術を行うという。「56歳 最初の出来事が右腕を失う事。涙は出なかった。もちろんショックはあるけれど何とか機能を残そうとしたけど。。。ままならない。受け入れることなんて出来ないけど生きる為には乗り越えないとな」と必死に前向きなコメントをつづった。

だが「一緒に戦ってくれた右腕 感動を分かち合った右腕 明日、お別れする。ごめんなさい。この言葉しか浮かばない」との切実な思いも吐露。さらに「この治療が終わってもまだ終わりではない。心臓弁膜症の手術もしないといけない。感染症も5年生存率と言われ 再発のリスクもある」とまだまだ病との戦いは終わらないとしたが「やる事はまだまだたくさんある。目一杯抗いでやる」と、病との真正面に向き合う気持ちもつづっていた。

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