理不尽な「カスハラ」に先手、職員の名札は名字だけに…顔写真も取りやめ
東京都東大和市は1日から、職員が使用する名札の表記を、これまでのフルネームから名字だけに変更した。
市職員課によると、職員の個人情報保護や、来庁者が理不尽な要求を突きつけるカスタマーハラスメント対策の一環としている。
名札はこれまで、漢字とカタカナでフルネームを記していたが、1日からは名字のみを、ひらがなとローマ字で表記する。また正規職員の名札に入っていた顔写真の表示も取りやめる。
同課の担当者は「個人として特定しにくくする一方、名札を部ごとに色分けするなどデザインに工夫を凝らした」と話している。