「報道特集」で「死を選んだ理由は立花孝志」との被害者実名の遺書公開 立花氏は撮影取材求める
TBS系「報道特集」(土曜午後5時半)は19日の放送で、兵庫県知事選をめぐり、自宅住所をさらされ誹謗中傷を受けた、政治団体「みんなでつくる党」(大津綾香代表)の男性ボランティアスタッフが自死したことを、実名とともに報じた。
番組ではまず、斎藤元彦知事の批判をネット上で発信した結果、素性を探られ、自宅住所を拡散されたという匿名の被害者へのインタビューを実施。自宅前に不審な軽自動車が現れたことなどを明かした。
さらに、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏によって、元百条委員会委員長の奥谷謙一県議が、自宅住所の一部をさらされたとも指摘した。
ここで「同じように、立花氏から住所をさらされた被害者がいる」とのナレーションとともに、みんなでつくる党の男性ボランティアスタッフを実名で紹介。
男性は2月にプライバシー権の侵害などとして立花氏を裁判で訴えたが、「今月9日、遺書を残して自ら命を絶った」と伝えた。
その遺書に「死を選んだ、死を選ばざるをえなかった最大の理由は、立花孝志です」と記されていたと報じた。
さらに、立花氏がSNSに、男性の住所として番地だけ外したものと、男性の名前はなく住所が最後まで書かれた2つの投稿を、近接した時間に行ったと説明。
さらに、男性が行った裁判費用のカンパに対し、1円や5円といった少額の振り込みが相次ぎ、担当弁護士の石森雄一郎氏が「これは私も見て嫌がらせだなと思いました。(男性が)そういった行為に傷ついていた」と振り返る場面も映された。