新幹線3人殺傷「無期懲役狙った」22歳容疑者起訴 横浜地検
東海道新幹線で乗客の男女3人が殺傷された事件で、横浜地検小田原支部は19日、殺人や殺人未遂の罪で、無職小島一朗容疑者(22)を起訴した。
4カ月間の鑑定留置の結果、刑事責任能力を問えると判断した。同支部は認否を明らかにしていない。
起訴状などによると、小島被告は6月9日午後9時45分ごろ、新横浜―小田原間を走行中の東京発新大阪行きのぞみ265号(16両編成)の12号車で、20代の女性2人をなたで切り付けてケガをさせ、止めに入った兵庫県尼崎市の会社員梅田耕太郎さん=当時(38)=の首や太腿をなたやナイフで多数回、襲って殺害したとしている。
捜査関係者によると、小島被告は「刑務所に入りたかった。無期懲役を狙った」との趣旨の動機を供述。新幹線を選んだ理由は「邪魔されないと思った」と話している。