絶対に食べないで…猛毒フグ肝、スーパーで販売
愛知県は15日、同県蒲郡市形原町の「スーパータツヤ」で同日、食品衛生法で客への提供が禁止されている猛毒を含むフグ肝が販売されたと発表した。
この日売られた5パックのうち4パックの購入者が不明で、県は絶対に食べず、返品するよう呼びかけている。
県生活衛生課によると、同日午後3時30分頃、1パックを買った客が「フグの肝臓が入っているのではないか」と豊川保健所蒲郡分室に届け出た。
保健所に対し、店のフグ調理師は「さばいたのはヨリトフグで、このフグの肝の販売が禁止されているとは知らなかった」と説明したという。
パックは980円(税別)で「鍋物・煮物用」と印刷したシールが貼られ、フグ1匹分の切り身や内臓が入っていた。肝は14日までの販売分にはなかったという。
フグ肝には猛毒のテトロドトキシンが含まれており、人が食べると体がしびれるなどして最悪の場合、死亡する。