猛毒ヒョウモンダコ、触るな! 県が注意喚起
フグと同じ強い神経毒を持つ「ヒョウモンダコ」が9日、天草市有明町の海岸で、近くの住民に捕獲された。
かまれると数分程度でしびれを感じ、重度の場合は呼吸困難で死亡することもある。
県は「絶対に素手で触らないように」と注意を呼び掛けている。
ヒョウモンダコは体長10センチほど。刺激すると、青いリング模様が浮かび上がり、鮮やかなヒョウ柄を思わせる。
本来は主に熱帯や亜熱帯に生息。
しかしここ数年、熊本県や福岡県などの浅い海でも目撃が相次いでいる。
温暖化に伴う海水温の上昇で生息域が北上してきたとみられる。
県水産研究センター(上天草市)は「漁師の間では、このタコの危険性は理解されているが、一般にはまだ知られていない。
見つけたら、近づかないことが一番だ」としている。
2012年04月11日
http://kumanichi.com/news/local/main/20120411006.shtml