羽生結弦、フリーはジャンプでミス連発 2位に終わる
◆フィギュアスケート オータム・クラシック 最終日(23日、カナダ・モントリオール)
男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)で112・72点の世界最高得点を記録し首位に立った羽生結弦(22)=ANA=はジャンプ8本中5本でミスを連発し、フリー5位の1555・52点、合計268・24で2位に終わった。
冒頭の3回転ルッツが1回転になったところでペースが乱れた。
10日ほど前に右膝に違和感をおぼたため、今大会は4回転ループを封印することを決めていたが「次に4回転ループを跳ぼうかと考えたり、すごく雑念が多くて色々なことを考えすぎてぐちゃぐちゃになってしまった」。
後半に4回転3本とトリプルアクセル2本を予定していたが、成功は4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプのみだった。
「昨日のショートプログラムの点数は、オリンピックで優勝するぞという強いものがあったから。自分がものすごく強いというイメージに追いつこうとしながらやっていきたい」と力強く口にした。
まだまだ今季初戦。「悔しさという大きな収穫を得ることができた」。次戦はGPシリーズのロシア杯となる。