アルゼンチン潜水艦、消息断った近くで爆発音か
核実験全面禁止条約機関(CTBTO)準備委員会は23日、南米アルゼンチン海軍のディーゼル潜水艦サンフアン(全長約65メートル、乗組員44人)が今月15日にアルゼンチン南東沖の南大西洋で消息を絶った際、準備委の核実験国際監視網が海中で異常な音波を検知したと明らかにした。
何らかの爆発が起きた可能性があり、アルゼンチン政府や海軍が確認を急いでいる。
異常音波は、南大西洋の英領アセンション島とインド洋の仏領クローゼー諸島にある二つの水中音波監視施設で、アルゼンチン時間の15日午前10時51分頃に検知された。
同艦が最後の通信を行った約3時間20分後で、発信源は消息を絶った近くの海域と推定される。
爆発の波形によく似た、自然現象では見られない強い衝撃を示しているという。