ディズニーがフォックス買収、コムキャストは撤退
米メディア・娯楽大手コムキャストは19日、米メディア大手21世紀フォックスに提案していた娯楽部門の買収から撤退すると発表した。
有力作品の取り込みを狙う同業のウォルト・ディズニーとの間で争奪戦に発展していたが、買収額を713億ドル(約8兆円)に引き上げたディズニーが勝利を収めた。
コムキャストは19日に「21世紀フォックスの資産の買収をこれ以上追求するつもりはない」との声明を発表。
今後は21世紀フォックスとの間で争奪戦となっている英有料テレビ大手スカイの買収に集中する。
米国ではケーブルテレビの顧客離れが進む一方、自ら番組制作も手掛けるネットフリックスなどによるインターネット動画配信の利用者が拡大。既存メディアはコンテンツの強化を急いでいる。
ディズニーは昨年12月、「アバター」などの有力作品を生んだ21世紀フォックスの娯楽部門を524億ドルで買収すると発表。
しかし、コムキャストが今年6月に650億ドルでの買収を提案したため、ディズニーが買収額を引き上げた。
米司法省は6月下旬、ディズニーによる買収計画を承認した。
有力作品の取り込みを狙う同業のウォルト・ディズニーとの間で争奪戦に発展していたが、買収額を713億ドル(約8兆円)に引き上げたディズニーが勝利を収めた。
コムキャストは19日に「21世紀フォックスの資産の買収をこれ以上追求するつもりはない」との声明を発表。
今後は21世紀フォックスとの間で争奪戦となっている英有料テレビ大手スカイの買収に集中する。
米国ではケーブルテレビの顧客離れが進む一方、自ら番組制作も手掛けるネットフリックスなどによるインターネット動画配信の利用者が拡大。既存メディアはコンテンツの強化を急いでいる。
ディズニーは昨年12月、「アバター」などの有力作品を生んだ21世紀フォックスの娯楽部門を524億ドルで買収すると発表。
しかし、コムキャストが今年6月に650億ドルでの買収を提案したため、ディズニーが買収額を引き上げた。
米司法省は6月下旬、ディズニーによる買収計画を承認した。