ナチス式大統領礼賛に騒然 米東部の劇場、銃撃連想
米東部ボルティモアの劇場で14日上演された「屋根の上のバイオリン弾き」の幕あいに、観客の男性が「ハイル・ヒトラー(ヒトラー万歳)。ハイル・トランプ」とナチス式礼賛を叫び、「銃撃が始まるかもしれない」などと連想した観客の一部が逃げ出す騒ぎがあった。AP通信が15日報じた。
観客らによると、バルコニー席にいた男性は「米国を再び偉大にする」とのトランプ大統領のスローガンを意味する言葉も叫び、観客数十人が出口に向かって駆けだした。
警官が派遣されたが、既に男は立ち去った後で拘束できなかったという。
同劇はユダヤ教徒の生活を描いている。10月には東部ペンシルベニア州のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)で11人が殺害された銃撃事件が起き、ユダヤ人社会を中心に緊張が続いている。
当時劇場にいた観客の男性はAPに「銃撃が起きた場合に備えて反応する準備をしていた」と話した。
観客らによると、バルコニー席にいた男性は「米国を再び偉大にする」とのトランプ大統領のスローガンを意味する言葉も叫び、観客数十人が出口に向かって駆けだした。
警官が派遣されたが、既に男は立ち去った後で拘束できなかったという。
同劇はユダヤ教徒の生活を描いている。10月には東部ペンシルベニア州のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)で11人が殺害された銃撃事件が起き、ユダヤ人社会を中心に緊張が続いている。
当時劇場にいた観客の男性はAPに「銃撃が起きた場合に備えて反応する準備をしていた」と話した。