事件から22年 新展開か…ジョンベネちゃん殺害関与で54歳男が獄中告白
1996年12月、米コロラド州ボールダーで、美少女コンテストの常連だったジョンベネ・ラムジちゃん(当時6)が殺害された事件で、当時近所に住んでいた男が、関与を認める手紙を友人に送っていたと11日までに英大衆紙デーリー・メール電子版が報じた。全米を騒然とさせ、さまざまな容疑者が取り沙汰された美少女殺害事件。22年以上の時を経て新たな情報が浮上した。
同紙によると、男はゲーリー・オリバー受刑者(54)。2016年に児童ポルノ所持容疑で逮捕され、禁錮10年の刑が確定。現在はコロラド州の刑務所に服役しており、高校の同級生に「私はジョンベネちゃんを愛したようにだれかを愛したことはない。でも彼女を転倒させてしまい、彼女は頭を強く打ち、私の目の前で死んだ。事故だった。信じてほしい」という手紙を送った。殺害の意図はなく事故だったと強調する内容で、同紙の電子版では手紙の画像も掲載している。
信ぴょう性は不明。手紙は地元警察に提出されたが、警察の広報担当者は捜査の詳細については回答を控えているという。
オリバー受刑者は事件当時、ラムジ家から10ブロックほどの近所に住んでおり、2016年の逮捕時には携帯電話に数百枚のジョンベネちゃんの写真を保存していたという。
ジョンベネちゃんは自宅地下室で他殺体で発見された。06年に犯行を認める供述をした元教諭が逮捕されたが、証拠不十分で訴追が見送られ、迷宮入りと見られていた。