サーキット仕様車「P1GTR」 英マクラーレンが日本初公開
英マクラーレン・オートモーティブは31日、新型スポーツ車「マクラーレンP1」のサーキット仕様車である「マクラーレンP1GTR」の実車を日本初公開した。
モータースポーツで活躍した「マクラーレンF1GTR」の誕生20周年を記念し、「サーキット専用車がほしい」というユーザーの希望に応え発売する。
P1と同じ3・8リットルのツインターボエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車(HV)で、出力はP1の916馬力を上回る1千馬力。
購入者には2015年2月以降、F1チャンピオンを育てた専門家らによるトレーニングを受けられるほか、F1が開催されたサーキットで開かれるイベントに参加できる。
375台の限定販売だったP1の購入者のみに販売され、台数は30〜35台を予定している。
価格は非公表だが、「(9917万8000円する)P1を上回る」(同社)という。
開発責任者のポール・マッケンジー氏は東京都内で開いた発表会で「この車を通じて、マクラーレンのテクノロジーにこれまでにない形でアクセスできるようになる。世界でも類をみないクラブに参加するということだ」と強調した。