中畑氏、大谷を最初に投入しなかった栗山監督の判断に疑問
25日放送のテレビ東京系「SPORTSウォッチャー」(後11時)で、前DeNA監督の中畑清氏(63)が、大谷を“温存”した日本ハム・栗山監督の采配に疑問を呈した。
10回2死一、二塁という場面で、杉谷の代打に矢野を投入。
続く代打として大谷をネクストバッターズサークルに立たせた。
矢野が三振に倒れ、大谷は1軍復帰から2試合連続で打席に立たなかった。
中畑氏は「あのシーンで一番相手が嫌がるのは、大谷がいるなら大谷を使うべき場面。監督は演出家。どう選手を生かすかということ」と熱弁した。
「オレが現役時代に監督だった藤田元司さんが一番大事な哲学として考えていたのが“死に駒を作らない”ということ。戦力をどう生かすか。矢野で勝負して終わったんだけどここで使うのは大谷だった」と恩師の例を挙げた。
また「一歩下がって、11回でも使うシーンがあった。そこでも代打大野だった。大野と聞いた瞬間オーノーってなっちゃったね」。
ダジャレを挟んで中畑氏は「明日は使わないと。いろんな変な噂が出て嫌な思いをさせてしまう、というのがイヤ。ファンがかわいそう。使って負けるなら納得いく」と指摘。
足の状態が万全でないため投入できる状況が制限される大谷だが、復帰3戦目での出場をリクエストした。