元従業員、苦渋の表情「自分もだまされていた」
磁気治療器販売会社「ジャパンライフ」(東京、破産手続き中)の商品購入トラブルを巡り、元従業員の男性が読売新聞の取材に応じ、勧誘や営業の実態を証言した。
幹部が「盤石経営」をアピールする一方、社員に厳しいノルマを課していたといい、男性は「自分もだまされていた」と後悔を口にした。
「いい商品だと思って顧客に勧めていた。会社を信用していたが、こんな自転車操業だったとは知らなかった」。
今月上旬、愛知県に住む元従業員の男性は苦渋の表情を浮かべた。
男性は2015年8月、県内支店の営業担当となった。
顧客は60〜70歳代の女性が中心で、エステなどのサービスで顧客との距離を縮めてから、商品購入を持ちかけたという。