災害に強い東アジア経済目指す 26日・仙台で国際シンポ
東日本大震災を受けて日本と東南アジアの経済連携を深める国際シンポジウム「災害に強い東アジア経済に向けて」が26日、仙台市青葉区の仙台国際センターで開かれる。東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟10カ国の経済担当相らが参加。各国で起きた災害からの復興経験などを報告するとともに、東アジア全体の新たなサプライチェーン(部品の調達・供給網)構築などを探る。
経済産業省主催の「ASEANロードショー」(25〜28日)のプログラムの一環でASEAN事務局内にある東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)が開く。
今月1日付で国際協力銀行総裁に就任した奥田碩・元トヨタ自動車会長が基調講演。各国代表の講演もあり、タイのブンソン・テリヤピロム商業相は昨年のタイ洪水後の復興の歩みなどを報告する。
地元側では宮城県の村井嘉浩知事が震災後の現状などを説明。金属部品製造、岩機ダイカスト工業(宮城県山元町)の横山広人専務が「災害に強いサプライチェーンの構築」をテーマに話す。
各国関係者はシンポジウムに先立ち、津波被害からの復興が進む仙台港や宮城県内の電池製造工場も視察する。
ERIAは昨年の理事会宣言で、災害に強い国際ネットワークの拡大や人材交流促進の必要性などを指摘。今回のシンポジウム開催につながった。今後、産業集積地の災害マネジメントについて分析し、国内とASEANの中小企業の連携やビジネス開拓も支援する。
ロードショーでは27、28の両日、東京都内で投資フォーラムや自由貿易協定(FTA)に関するシンポジウムなども行われる。
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120420t15009.htm
経済産業省主催の「ASEANロードショー」(25〜28日)のプログラムの一環でASEAN事務局内にある東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)が開く。
今月1日付で国際協力銀行総裁に就任した奥田碩・元トヨタ自動車会長が基調講演。各国代表の講演もあり、タイのブンソン・テリヤピロム商業相は昨年のタイ洪水後の復興の歩みなどを報告する。
地元側では宮城県の村井嘉浩知事が震災後の現状などを説明。金属部品製造、岩機ダイカスト工業(宮城県山元町)の横山広人専務が「災害に強いサプライチェーンの構築」をテーマに話す。
各国関係者はシンポジウムに先立ち、津波被害からの復興が進む仙台港や宮城県内の電池製造工場も視察する。
ERIAは昨年の理事会宣言で、災害に強い国際ネットワークの拡大や人材交流促進の必要性などを指摘。今回のシンポジウム開催につながった。今後、産業集積地の災害マネジメントについて分析し、国内とASEANの中小企業の連携やビジネス開拓も支援する。
ロードショーでは27、28の両日、東京都内で投資フォーラムや自由貿易協定(FTA)に関するシンポジウムなども行われる。
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120420t15009.htm