ブラの中に金隠し密輸しようとした台湾籍女3人逮捕
おわん形に加工した金塊をブラジャーに隠して台湾から密輸しようとしたとして、北海道警は19日までに台湾籍の20〜40代の女3人を逮捕した。
税関の女性職員が3人の胸が異様に硬いことから検査し、発見した。
関税法違反(無許可輸入未遂)や消費税法違反などの疑いで逮捕されたのは邱淑芬容疑者(47)、娘の邱郁婷容疑者(20)、張恵瑛容疑者(47)。
金塊は直径約11センチのおわん形で重さ約1・75キロ。1人2個ずつブラジャーに縫い付けたポケットの中に入れていた。
3人は昨年11月11日、台湾の桃園国際空港から函館空港に到着。計6個、約10・5キロ(約5000万円相当)を密輸し、消費税約400万円を免れようとした疑い。
知人に紹介された男に密輸を持ち掛けられたなどと供述し、容疑を認めている。報酬は1人約7万円だったという。
金塊は無税の外国で購入し、日本で売れば、消費税8%分の利ざやを得られることから、消費税が8%になった14年から密輸が急増している。
「年齢不問。簡単な運搬業務です」と募集され、主婦らが下着などに隠して密輸しようとするケースが相次いでいる。
1月末には50〜60代の韓国人女性7人が韓国の仁川空港から中部国際空港に数センチに加工した金塊を袋に入れ、肛門から直腸に挿入して密輸しようとし、金属探知機で発覚している。