「スイッチ」で業績回復、任天堂新社長は46歳
任天堂は26日、君島達己社長(68)が相談役となり、後任に古川俊太郎取締役常務執行役員(46)が昇格する人事を発表した。
6月28日付。2017年3月発売の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の大ヒットで業績が急回復し、事業基盤の強化に道筋がついたことを機に、経営陣の若返りを図る。
古川氏は9人いる取締役の中では最年少ながら、経理など管理部門の経験が豊富だ。海外勤務が長く、現在は会社全体の戦略を練る経営企画室長を務めている。
古川氏は26日の記者会見で、「スイッチの販売の勢いを持続することが最優先課題だ」と話した。
任天堂は26日、2018年3月期連結決算も発表した。
売上高が前期比約2・2倍の1兆556億円となり、11年3月期(1兆143億円)以来7年ぶりに1兆円を超えた。
本業のもうけを示す営業利益は、約6倍の1775億円、最終利益は36・1%増の1395億円だった。