かなりリアル!!東京五輪を体感 セガ公式ゲーム発表
東京五輪の公式ゲーム「東京2020オリンピック The Official Video Game」の発表会見が23日、都内で行われた。
“五輪の華”陸上100メートルをはじめ、競泳100メートル自由形、野球、サッカーなど16種目が楽しめるゲーム。
プレーヤーは自身のアバター(分身)を作成し、各競技に出場。予選、決勝と進み金メダルを目指す。
インターネットに接続すれば、世界中のプレーヤーと金メダルを競うことも可能だ。
驚くべきは、そのリアルさ。五輪メインスタジアムで陸上競技が行われる新国立競技場(東京都新宿区)は、隈研吾氏(64)設計で木材を取り入れた独特のデザインをコンピューターグラフィックス(CG)で忠実に再現。上空からの光でできる屋根の影までも表現されている。
ゲームを製造・販売するセガによると、国際オリンピック委員会(IOC)からライセンス認証を受けた「ISM」から各競技場の資料提供を受け、それをもとに細部まで作り上げていったという。
スタジアムは現在、ほぼ外観は出来上がっているが、フィールドや観客席は未完成。プレーヤーは一足早く五輪メインスタジアムを堪能できる。
さらに自分のアバターが出場することで、陸上100メートルなら代表に選ばれた者しか見ることができないゴールまでの一直線が体験できる。まさに東京五輪への出場が“疑似体験”できるのだ。
発売は五輪開会式1年前の7月24日。プレイステーション4とニンテンドースイッチに対応。パッケージ版とダウンロード版(税抜き4990円)がある。
5月9日からは観戦チケットの抽選申し込み受け付けも始まる。開閉会式をはじめメインスタジアムで行われる競技はどれも人気種目。チケット争奪戦は必至だ。
ゲームはそんなスタジアムの雰囲気を味わえる“奥の手”としても話題を集めそうだ。