シシド・カフカ 4月からアルゼンチン留学、パーカッション指揮者へ一流の技学ぶ
ドラマーで歌手のシシド・カフカ(32)が4月からアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに留学することが20日、分かった。
期間は2カ月。パーカッション集団の指揮者になるための勉強をする。
留学を志すきっかけになったのは15年4月、番組ロケで訪れたブエノスアイレスで、世界的パーカッション集団「ラ・ボンバ・デ・ティエンポ」のライブを鑑賞したこと。
「日本でもやりたい。そのために本場の空気を感じながらリズムを学びたい」と考え、タイミングを計ってきた。
現地では、同集団の創始者で指揮者のサンティアゴ・バスケス氏に弟子入り。
週5日間、同氏のスクールに通うほか、マンツーマンでの指導も受ける。
パーカッション集団の指揮者は、十数人いる奏者に身ぶり手ぶりで「連打」「強く」などを指示し、リズム・セッションを繰り広げる。
覚えなければいけない身ぶり手ぶりは約150種類。
中学時代に父親の仕事の都合でアルゼンチンで過ごした経験があるが、スペイン語は「全くダメ」という不安もある。
それでも「何とかなる」と前向きだ。海外で初めての一人暮らしも経験する。
早ければ今秋にも日本でのライブを実現し、指揮者デビューしたい考え。
すでに親交のあるパーカッション奏者十数人に参加を呼び掛けている。
「この年齢で新しいことを始めるのは勇気がいりますが、引き返せない気持ちで頑張りたい」と意気込んでいる。