今回も渋谷にDJポリスら投入 コロンビア戦後厳戒
日本代表は、19日にコロンビア代表とのワールドカップ(W杯)初戦に臨む。
警視庁は東京・渋谷駅前のスクランブル交差点で、試合で盛り上がった群衆による混乱やトラブルを防ごうと警備の準備を進めている。
万が一の事故につながらないよう「万全を期す」としている。
過去には、歩道にある地下鉄出入り口の屋根からの転落事故や痴漢被害で逮捕者が出るなどしており、警視庁は19日も数百人の機動隊員ら警察官を大規模に投入し、警戒する。
初戦の試合開始は午後9時。終了は午後11時ごろとみられ、サッカーのサポーターとともに、仕事や食事を終え帰宅しようと駅に急ぐ人たちが重なる。
軽妙な語り口で誘導する「DJポリス」が安全な通行を呼び掛けるほか、試合展開に応じ警察官や車両の配置も変えていくという。
警視庁は民間団体や消防などの関係機関にも協力を要請。渋谷駅付近の商店街では振興組合が、けが人が出ないよう歩道上の看板を撤去するよう加盟店に求めた。
担当者は「盛り上がることはいいことだが、けがだけはしないでほしい」と話している。
来年はラグビーW杯、20年は東京オリンピック(五輪)・パラリンピックと雑踏警備に気を配るイベントが続くこともあり、警視庁は渋谷駅前の警備には特に注意を払う。