練炭自殺装い弟殺害の疑い、女性社長を逮捕
堺市の住宅で3月、練炭自殺を装って弟を殺害したとして、大阪府警は20日、姉で建設会社社長の足立朱美容疑者(44)(堺市南区)を殺人容疑で逮捕した。
弟は当時自殺とみられたが、遺体から足立容疑者が処方を受けた睡眠薬と同じ成分が検出された。
2人は会社経営を巡ってトラブルになっており、府警は、足立容疑者が弟を睡眠薬で眠らせ、練炭を燃やして殺害したとみて調べる。
足立容疑者の父親(67)も1月、低血糖状態で救急搬送されて意識不明になっており、経緯も捜査する。
発表では、足立容疑者は3月27日午後、堺市中区にある実家のトイレに、弟で別の建築会社を経営する聖光さん(40)(堺市南区)を運び、練炭を燃やすなどして一酸化炭素中毒に陥らせ、殺害した疑い。
「やっていません」などと容疑を否認しているという。