動物の死が相次ぐ円山動物園、獣舎に監視カメラ
飼育動物の死が今年も相次ぐ中、対策に頭を痛める札幌市円山動物園は今秋にも、一部獣舎に24時間態勢で稼働する監視カメラを設置する。
夜間など職員不在時の行動を確認できるようにすることで、動物の異変にいち早く対応するほか、事故が起きた際の原因究明に役立てることが目的だ。
同園などによると、設置するのは「カバ・ライオン館(21台)」、「キリン館(11台)」、「カンガルー館(3台)」の3施設。
現在は計11種類の動物が飼育・展示されている。
いずれも昨夏以降に改修が行われた比較的新しい施設だが、今年に入って以降は、1月にカンガルー館でオオカンガルー1頭が餌箱と金網の隙間に鼻先を挟み、暴れて死ぬ事故が起きた。
また、同月と3月にはカバ・ライオン館で飼育していたモモイロペリカンが相次いで死んだ。