検体取り違えで胃切除 潰瘍をがんと診断、愛知
愛知県東海市の公立西知多総合病院で、患者2人の検体を取り違え、胃潰瘍の50代男性を胃がんと診断、手術で胃の3分の2を切除していたことが22日、分かった。
一方、胃がんの80代男性は胃潰瘍とされて退院、現在は別の病院に入院している。
病院によると、以前から末期の肺がんを患っていて体調不良で入院していた80代男性と、胃がんの疑いで受診した50代男性の精密検査を4月中旬に実施した。
2人の検体を同じ日に病理診断するためのケースに移し替えたが、その際に取り違えたという。
胃潰瘍と診断された80代男性は4月下旬に退院。50代男性は5月下旬に手術を受け、胃を切除された。
しかし、切除した胃からがんが見つからなかったため、院内の事故調査委員会が調査し、取り違えが判明した。
病院は既に両患者に経緯を説明し謝罪。50代男性は現在、通院しながら栄養指導を受けている。
病院は「苦痛を与えた2人におわび申し上げる」とし、複数人によるチェック体制など再発防止策を講じるとしている。
一方、胃がんの80代男性は胃潰瘍とされて退院、現在は別の病院に入院している。
病院によると、以前から末期の肺がんを患っていて体調不良で入院していた80代男性と、胃がんの疑いで受診した50代男性の精密検査を4月中旬に実施した。
2人の検体を同じ日に病理診断するためのケースに移し替えたが、その際に取り違えたという。
胃潰瘍と診断された80代男性は4月下旬に退院。50代男性は5月下旬に手術を受け、胃を切除された。
しかし、切除した胃からがんが見つからなかったため、院内の事故調査委員会が調査し、取り違えが判明した。
病院は既に両患者に経緯を説明し謝罪。50代男性は現在、通院しながら栄養指導を受けている。
病院は「苦痛を与えた2人におわび申し上げる」とし、複数人によるチェック体制など再発防止策を講じるとしている。