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道端ジェシカ容疑者逮捕のMDMA「セックスドラッグ」”キメセク”乱用も非常に危険 死亡例も

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道端ジェシカ容疑者(2015年9月撮影)

モデル道端ジェシカ容疑者(38)が、合成麻薬MDMA所持の疑いで警視庁に逮捕されたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。

MDMAは「セックスドラッグ」「パーティードラッグ」などと呼ばれる側面を持つ薬物として知られる。「エクスタシー」や、その英語の頭文字から「バツ」などの俗称がある。

覚醒剤に似た化学構造を持つ合成麻薬の一種で、1989年に麻薬指定された。錠剤やカプセルなどで出回っており、カラフルな着色がされたものも多い。使用すると周りの人への親近感や一体感などが強まることがあるという。

薬物に詳しい捜査関係者は「服用すると、体が熱くなるように火照ったり、その場にいる人との一体感や愛情が高まったりすることがある。複数で使用すると集団的な多幸感や高揚感を得ることもある。そのため、一部クラブでのパーティーやセックスの際に使用される例が散見されます。『セックスドラッグ』『パーティードラッグ』の1つと言えます。”キマった”状態になることから、MDMAなどの薬物を使って性行為をすることを”キメセク”の隠語で呼ばれています」と解説した。

2000年ごろから国内でも多く出回り始めたとされ、都内の繁華街などで密売されている例が相次いだという。
近年も押収が目立っており、例えば沖縄地区税関は今年2月15日、22年におけるMDMAの押収量が1933錠で過去最多だったと発表した。
同税関では、オランダから来た郵便物の中にMDMAの大量の錠剤や結晶、粉末などが入っていたという。

この関係者は「赤や黄色や緑色など、さまざまな色をし、刻印などがされた、まるでタブレット菓子のような錠剤が多く出回っており、ファッション感覚で安易に手を出す若者もいる」と続けた。

ただ、使用は非常に危険。精神錯乱、内臓機能障害、体温の急上昇、ショック症状による死亡などが起きることがある。
また錠剤などには不純物や別の薬物が混じっている例が多く、それによる予期できない深刻な副作用もしばしば起きているとされる。

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