レイプ被害を訴えたジャーナリスト、文藝春秋から手記出版!「あなたにも想像してほしい」
レイプ被害を受けたことを会見して訴えたジャーナリスト・伊藤詩織の手記『Black Box』(文藝春秋)が発売される。
伊藤は2015年、TBS記者(当時)からホテルで意識のない状態で性的暴行を受けたとして準強姦容疑で警視庁に被害届を提出。
ところが記者逮捕の当日、中村格刑事部長(当時)の判断で逮捕が取り止めになり、東京地検は嫌疑不十分でこの件を不起訴と判断。
詩織は今年5月29日に司法記者クラブで会見し、検察審査会への申し立てを公表したが、9月21日、検察審査会もこれを「不起訴相当」と議決。
現在は真相究明などを求め、9月28日付で東京地裁に民事訴訟を起こしている。
タイトルの『Black Box』はホテルという密室、差し止められた逮捕状、社会の受け入れ態勢、あらゆるところにブラックボックスがあったことから付けられたという。
伊藤は「はじめに」にこう書いている。「この本を読んで、あなたにも想像してほしい。いつ、どこで、私に起こったことが、あなたに、あるいはあなたの大切な人に降りかかってくるか、誰にも予測はできないのだ」。
『Black Box』(文藝春秋)は10月18日に発売される。