帰宅したら居間にクマ、こたつの上の菓子食い散らかす…翌日に吹き矢で麻酔かけ山中に放つ
福島県喜多方市の民家にクマが入り込み、丸一日近くにわたり居間や近くの小屋にとどまり続けた。
市などが24日午後に捕獲した。
喜多方署などによると、23日午後6時20分頃、同市熱塩加納町熱塩の民家で、住人の男性(66)が帰宅して居間の明かりをつけたところ、体長約90センチのクマがこたつに頭を突っ込んだ状態で横たわっていた。
修理中の壁を壊して侵入したとみられ、こたつの上の菓子などを食い散らかしていたという。男性は隣家に避難した。
市や県警などが24日午前11時頃から花火などで追い払おうとしたが、クマは約50メートル離れた小屋に逃げ込んだ。
同日午後3時25分頃、警察官が盾を持ち、獣医師が盾の脇から吹き矢で麻酔をかけ、眠らせて捕獲。市が人家のない山中に放った。
現場はJR磐越西線喜多方駅から北に約11キロの山あいの集落。