池袋暴走事故の遺族・松永拓也さんを「殺してあげよっか」と脅迫したなどとして、警視庁が横浜市に住む女子中学生を28日にも書類送検する方針を固めたことが分かりました。

警視庁が、書類送検する方針を固めたのは、神奈川・横浜市に住む女子中学生（14）です。

捜査関係者によりますと、女子中学生は、今年9月11日、松永拓也さん（38）が所属する関東交通犯罪遺族の会＝通称「あいの会」などに対し、松永さんを名指ししたうえ、「殺してあげよっか」「家いったろか、特定して」などと書いたメールを送り、脅迫した疑いがもたれています。

また、女子中学生は、松永さんが参加する講演会を開催した、愛媛県の松山市役所に、「やる意味あるの」「妨害しにいってやろうか」などとメールを送り、「あいの会」や松山市に警備を強化させるなどして、業務を妨害したとして、威力業務妨害の疑いももたれています。

警視庁の任意の調べに対し、女子中学生は容疑を認め、「反省しています」と話しているということです。

池袋暴走事故をめぐっては、東京簡裁が今月、X（旧Twitter）の音声配信機能「スペース」での配信の中で、松永さんを中傷したとして、交通事故鑑定人の福岡市の男性に対し、罰金30万円の略式命令を出しています。