殺害女性は21歳私立大生、真下の部屋から出火 大阪・大東市のマンション
大阪府大東市のマンションで、住人とみられる若い女性が殺害された事件で、府警は28日、女性の身元を府内の私立大4年吉岡桃七さん(21)と確認したと発表した。
吉岡さんは倒れていた部屋で1人暮らしをしており、一室から血の付いたバールのような鈍器が見つかっていたことも捜査関係者への取材で分かった。
四條畷署員が部屋で倒れていた吉岡さんを発見した直後に出火した真下の部屋の近くからは、油のような臭いが確認されていたことも判明。
府警は、この真下の部屋の住人とみられ、搬送先で死亡した男性が吉岡さんの殺害に関わった後、自室に戻り火を放った可能性があるとみて調べている。
府警によると、吉岡さんは頭部などに多数の傷があり、ベッド脇にうつぶせの状態だった。部屋は玄関からベッド付近まで血まみれだった。
事件は28日午前6時50分ごろに発生。「女性の叫び声が5分くらい前から聞こえる」と110番があった。
男性の部屋と吉岡さんの部屋のベランダには、二つの部屋をつなぐようにはしごが掛けられていた。