歌舞伎町で“置き引き” 路上で寝ている男性から… 現金含め30万円近くの被害
28日、新宿・歌舞伎町で、酔って路上に座り込んだまま寝ていた男性がバッグを置き引きされました。その一部始終を防犯カメラが捉えていました。
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東京屈指の繁華街、新宿・歌舞伎町。28日早朝、千鳥足で歩く1人の男性がふらふらと道路を横断すると、路上に座り込み、そのまま動かなくなりました。
その後、近くを通りかかる3人組が、座り込んだ男性を気にするそぶりを見せた後、周辺をうろうろします。
そして、そのうちの1人が声をかけると、別の2人は近くに座り込みました。まるで、倒れ込んだ人物を心配するかのようなそぶりです。
しかし、座っていた1人が立ち上がると、その左手には、座り込み動かなくなった男性が持っていた黒いバッグが握られていました。その後、黒いバッグを持った人物は去って行きました。
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当時の状況について、バッグを持ち去られた男性は――
「朝方まで飲んで、忘れ物を取りに行くタイミングで外に出て。そこで、ふらっときて、座ったタイミングで寝てしまった。目覚めてすぐに、バッグないことに気づいて」
男性は路上で寝てしまっている間にカバンを盗まれてしまったというのです。
「怒りを抑えられなかったです。バッグがないことで一気に酔いが全部覚めて。何年も使ってた物だったので、どこ行く時もだいたい持ってたりとか」
バッグの中には財布などが入っていて、現金も含めて総額30万円近くの被害で、男性は被害届を提出したといいます。
警視庁は窃盗事件として、捜査することにしています。