東京・歌舞伎町の飲食店で客に料金約32万円の支払いを求める際に暴行を加えけがをさせたとして、警視庁保安課は17日までに、強盗致傷の疑いで、飲食店従業員河内剛容疑者（34）ら男女4人を逮捕した。河内容疑者は容疑を認め、他の3人は否認している。

同課は店が客に高額な支払いを要求するぼったくり行為を繰り返していたとみており、都ぼったくり防止条例違反の疑いで4月に摘発。
マッチングアプリで女性従業員と客を引き合わせて店に案内したとみている。

逮捕容疑は1月11日に共謀して、新宿区歌舞伎町1丁目の店を利用した客の20代男性に対して約32万円を請求。
1万7000円を渡した男性が全額は支払えないと告げると、外の路上に連れ出して「おまえは無銭飲食なんだからな」などと言って殴るなどし、首や顔にけがを負わせた疑い。

男性は約2時間店に滞在し酒約60杯を注文したが、水で薄められたものだった。男性は翌日、新宿署に被害届を出していた。