スケートボードのパリ五輪予選シリーズ上海大会の会場＝５月１６日（ＥＰＡ時事）

５月に上海で行われたアーバンスポーツのパリ五輪予選シリーズ第１戦で、スケートボードに出場した日本選手のうち２０歳未満の４人（男女各２）が中国国内で飲酒していたことが１９日、分かった。国内統括団体ワールドスケートジャパン（ＷＳＪ）が同日までに発表した。氏名は公表されていないが、２０日にブダペストで開幕する予選シリーズ最終戦にも出場する。

４人が飲酒したのは、大会最終日の５月１９日。当初は飲酒する意思はなかったものの、周囲から「中国では１８歳以上は飲酒ができる」などと勧められたという。ＷＳＪは代表選手の規律違反に当たるとして４人のうち２人を厳重注意、１人を注意処分とした。日本代表の西川隆監督は管理責任を問われて戒告処分を受けた。

取材に応じた西川監督は「日本を背負っているという意識を持ってもらわないと、真面目にやっている子に迷惑がかかる。気を引き締めないといけない」と話した。