プロゴルファー・坂田信弘さん死去 周囲に知らせず闘病 昨年12月には「坂田塾」同窓会で元気な姿
女子プロゴルファーの上田桃子や古閑美保らを輩出した坂田塾の塾長でプロゴルファーの坂田信弘さんが、22日死去した。76歳。家族の意向で死因などは明らかにしていない。葬儀は親族で行った。
坂田さんは福岡市内の自宅で長男の雅樹さん、妻の宣子さんに見守れながら静かに息を引き取った。
その直前まで娘の寛子さんや孫たちに囲まれ「楽しくわいわいおしゃべりしていました」(宣子さん)。だが、寛子さんが自宅にいったん戻った後に容態が急変しそのまま帰らぬ人となった。
「最後は本当に息が静かになって、ゆっくりになるのが分かりました」
周囲に心配をかけることを嫌い、闘病中だったことは家族以外には一切知らせなった。
昨年12月には坂田塾の同窓会を初開催し出席。テレビ番組の撮影にも協力を惜しまず、3月には講演会で大阪を訪れるなど前向きでパワフルで明るい坂田信弘のイメージを崩さないまま旅立った。