「iPhone16」20日発売 AI新機能を4機種に搭載 アップル、12万4800円から
米アップルは9日、iPhone(アイフォーン)の新型機「16」シリーズを発表した。新型の4機種全てに独自の生成人工知能(AI)「アップルインテリジェンス」を搭載した。AIを使った新機能は秋に英語で使えるようになり、日本語には来年対応する。日米などで13日から予約を受け付け、20日に発売する。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は発表で16シリーズについて「アップルインテリジェンスと画期的な機能を届けるために、ゼロから設計された初のアイフォーンだ」と強調した。
メールの文章の添削や校正、要約のほか、イラストの生成などができるAI機能を利用可能なのは、16シリーズの4機種に加え、昨年発売した上位機種の15プロと15プロマックス。来月から初期版を米国での英語仕様で利用できるようになり、順次機能を追加する。アップルは便利なAIを使った機能の搭載によって買い替えを促し、売り上げ増を目指す。
新機種で最も安い6・1インチ画面の「16」が12万4800円から。6・7インチ画面の「16プラス」は13万9800円から。上位機種で外装にチタンを用い、背面に三つのカメラ用レンズを備えた「16プロ」(6・3インチ画面)は15万9800円から、6・9インチ画面の「16プロマックス」は18万9800円から、それぞれ購入できる。4機種の日本国内の販売価格はそれぞれ15シリーズから据え置いた。
腕時計型端末「アップルウオッチ」の新機種「シリーズ10」を20日に売り出すことも発表した。価格は5万9800円から。利用者が時計を装着して眠り、睡眠時無呼吸の兆候を検知した場合、教えてくれる新機能を追加した。