元「C−C−B」田口智治被告に懲役2年判決 再犯に「刑事責任は重く実刑を選択するほかない」
自宅で覚醒剤を所持したなどとして、覚醒剤取締法違反罪に問われたバンド「C−C−B」元メンバーの田口智治被告(63)に東京地裁は17日、懲役2年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。同バンドは「Romanticが止まらない」などの作品で知られる。
村田千香子裁判官は、以前も同法違反罪で有罪判決を受けたのに、再び犯行に及んだとし「覚醒剤に対する親和性、依存性が認められる」と指摘。「刑事責任は重く、実刑を選択するほかない」と判断した。
田口被告は、証言台前のいすに腰かけ、背中を丸めて裁判官の言葉を聞いていた。判決言い渡し後は傍聴席に目を向け、うなだれながら法廷を後にした。
判決によると、6月17日ごろ、東京都足立区内の自宅で覚醒剤を使用したほか、18日には覚醒剤約0・5グラムを所持した。
田口被告は2015、16年にも同法違反罪に問われ、いずれも横浜地裁で有罪判決を受けた。