三陸鉄道 赤字額が過去最大の7億超に 台風5号の影響や設備修繕費の高騰で
東日本大震災で被災した岩手県の第三セクター三陸鉄道(宮古市)は17日、2024年度決算の経常損益が約7億2000万円と過去最大の赤字になる見通しを発表した。
8月の台風5号による運賃収入の伸び悩みや、設備修繕費の高騰などが影響すると見込んでいる。
三鉄によると、4〜8月の運賃収入は観光利用の持ち直しで前年同期比1・4%増の約1億7000万円。
ただ、台風の影響で多客期の8月に旅行控えがあったことや、台風の影響とは別に設備の修繕費がかさんだとして、4〜8月の経常費用は前年同期比6%増の約4億円となった。