政治家の鉄板「助けてください」にツッコミ「助けてほしいのは…」テレ東名物社員の指摘にX賛同
テレビ東京の名物報道局員として知られる篠原裕明氏が23日、X(旧ツイッター)を更新。衆院選で立候補者が連呼する「助けてください」について私見を述べた。
「選挙戦終盤における政治家の『助けてください』演説は『?』といつも思う」と書き出した上で「助けて欲しいのはむしろ有権者の側であって、あなた(の生活)を助ける筋合いは我々にはない」とバッサリ。続けて「こういう意味のない演説は是非なくしてほしい」とつづった。
その後、別の投稿で「蛇足ながら申し上げますが、いつもながら特定個人を念頭に置いていません。この言葉に関連する選挙記事をポスト後に見ましたので、誤解なきよう追記しました」と補足している。
篠原氏の指摘に対し「ほんとにそうです。助けてほしいのは国民の側だろうがよ」「私は? ではなくクソとしか思えないです。じゃあ立候補するなと言いたい」「選挙は政治家の就職活動じゃない」などと書き込まれていた。
篠原氏は、小学生のころに「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」に出演し、「ちびっこ篠原くん」として人気を集めた異色の経歴の持ち主。04年にテレ東に入局し、制作局でバラエティー番組制作に携わった後、報道局に異動。18年に官邸キャップとなり、ニュース配信サービス「テレ東BIZ」YouTubeチャンネルなどでの分かりやすい政治解説で人気者になった。4月から同局「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(月〜木曜午後10時、金曜午後11時)のデスクとなり、番組制作の指揮をとっている。