不起訴処分の羽賀研二が逮捕、不起訴、家族への思いを語る「潔白であることを理解していただきたい」
強制執行妨害などの疑いなどで9月に愛知県警に逮捕された俳優でタレントの羽賀研二(63)ら7人について、名古屋地検は6日付けで不起訴処分を発表した。不起訴の理由は明らかにしていない。
羽賀は不動産の差し押さえを免れようと、実態と異なる登記をしたなどの疑いで逮捕されていた。羽賀や羽賀の元妻ら逮捕された全員が不起訴処分という前代未聞の事態だ。
羽賀は「逮捕に関しては過剰に報道されましたが、不起訴処分になったことはあまり報道されていないのは悲しいです」と語る。そして家族への思いを明かした。
「逮捕直後、足がすくんで立てませんでした。3年3か月会えていない2人の娘は多感な年代、介護施設に入っている母に迷惑をかけてしまったことを真っ先に謝りたいと思いました。両親が逮捕されている間、未成年の子供は施設に入るので、胸が張り裂けそうでした。顔を合わせて、謝罪することも弁明することもできません」
事件に関しては「携帯電話を没収されたり、家宅捜査が入ったり、いろいろな取り調べの後で、保釈され、それから1か月以上たってから、不起訴処分が発表ということですから、余罪はなく、潔白であることを理解していただきたいです。私はしませんが、人によっては国賠訴訟をしなければならないような不当逮捕でしょう」と話す。
さらに「不動産コンサル会社を介して、今回の不動産の売買が決まり、決済の日に銀行で司法書士の野崎史生先生にお会いしただけです。暴力団員の方とは一切関わりありません」と強調した。また、芸能界についてこう言及した。
「40年超の芸能生活でテレビの方々は一緒に時代を作ってきた仲間だと思ってきましたが、一連の報道から、芸能界復帰はもう無理だということは今回よく分かりました。ただ、SNSで応援してくれたり、街で声を掛けて一緒に写真をくださって激励してくださったりする方も多くいらっしゃるので、本当にありがたいです。また、SNSのフォロワーも増えてきました。SNS再開のリクエストも多くいただいていますので、SNSを介して、皆さまに楽しんでいただけたり、元気を出していただけたりするような発信は考えています」
最後に「これからは、何をするにも月に1回は弁護士事務所に相談に行って、誤解されたり、トラブルに巻き込まれたりすることのないようにしたいと思います」と付け加えた。