死亡確認された男性、足立区が自宅に放置…1週間後に知人が訪れ発見
東京都足立区は10日、自宅で亡くなった生活保護受給者の遺体を約1週間放置した事案があったと発表した。
区によると亡くなったのは、66歳の男性。2日に自宅を訪れたヘルパーが異変に気づき、ケアマネジャーが区の担当職員と主治医に連絡。主治医が男性の自宅で死亡を確認し、職員にも伝えた。
その際、区の職員は、男性の遺体が医療機関に安置されているものと思い込み、安置場所を確認しなかった。また男性には同居家族がいたが、家族とも連絡が取れなかったという。9日に男性の知人が自宅を訪れ、遺体の放置が判明した。
足立福祉事務所の木村政雄・中部第二福祉課長は「事案が発生したことは大変遺憾で反省している。再発防止策をしっかりと行っていく」と話した。