物流ひっ迫懸念 “引っ越し時期分散を”民間企業にも呼びかけ
来月からの引っ越しシーズンを前に、国土交通省は、物流のひっ迫を避けるため、民間企業などに対し引っ越し時期の分散につながる取り組みを検討するよう呼びかけています。
国土交通省によりますと企業の人事異動や就職・進学などに伴う引っ越しは3月から4月がピークで、特に3月はほかの月の平均と比べておよそ2倍の引っ越し件数が集中するということです。
ことしの春は
▽3月8日の土曜日から混み始め
▽3月15日から4月6日の日曜日にかけては、特に集中することが予想されるとしています。
ことしの引っ越しシーズンは、いわゆる「2024年問題」を背景に、ドライバーの人手不足に伴う物流のひっ迫が懸念されています。
国土交通省は引っ越し時期を分散するため、個人に加え民間企業に対しても、取り組みの検討を呼びかけています。
中野国土交通大臣は、12日の閣議のあとの会見で「トラックドライバーの労働負荷の低減や、スムーズな引っ越しのためにも、混雑時期をできるだけ避け、引っ越し時期の分散に向けたご協力をお願いします」と述べました。