特殊詐欺拠点で7000人保護 ミャンマー、母国送還は難航
犯罪組織が流入するミャンマー東部で、地元の複数の少数民族武装勢力が1〜2月、特殊詐欺拠点から計7千人以上の外国人を保護したことが24日、分かった。隣国タイ当局が明らかにした。一部はタイで受け入れた後、母国に送還したが、大半はミャンマー側に残っている。日本人が新たに保護されたとの情報はないという。
タイ当局は、詐欺拠点に監禁された外国人が約1万人に上るとみており、現地の複数の勢力に救出への協力継続を促す。保護された人の中に犯罪組織関係者も紛れているとみて精査する。一時保護できる施設は限られ、送還は難航している。