『紀州のドン・ファン』殺害事件 一審・無罪の元妻の控訴審第1回は12月8日に決まる
『紀州のドン・ファン』と呼ばれた資産家の男性を殺害した罪などに問われ、一審で無罪が言い渡された元妻の控訴審の第1回公判が、12月8日に大阪高裁で行われることが決まりました。
須藤早貴被告(29)は2018年、和歌山県田辺市の自宅で元夫の野崎幸助さん(当時77)に何らかの方法で致死量を超える覚醒剤を摂取させ、殺害した罪などに問われています。
須藤被告は、「私は社長(=野崎さん)を殺していませんし、覚醒剤を飲ませたこともありません」と無罪を主張する一方、検察側は、「覚醒剤を摂取させることができたのは被告以外にいない」として、無期懲役を求刑。
和歌山地裁は去年12月、「入手した覚醒剤が完全に本物だったとは言い切れず、野崎さんが誤って致死量の覚醒剤を摂取した可能性が否定できない」などとして、無罪を言い渡し、和歌山地検が判決を不服として控訴していました。
