『パパ活』女子は「お客様ではなく加害者として対処」ホストクラブブランド「エルコレ」、頂き女子りりちゃん事件めぐり声明
男性の恋愛感情につけ込んで金銭をだまし取り、詐欺マニュアルも販売した「頂き女子りりちゃん」事件に絡み、全国に40店舗以上を展開しているホストクラブブランド「エルコレ」が25日、公式X(旧ツイッター)でおわびと今後の取り組みを発表した。
東京・歌舞伎町にあったエルコレ加盟店が昨年12月、逮捕者を出したことを理由に廃業した。この逮捕されたホストに「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告が貢いでいたとみられ、組織犯罪処罰法違反の罪などで名古屋地裁で裁判が続いている。
エルコレが発表した声明によると、昨年発生した加盟店の不祥事を受けて対策を進めてきたが、「業界において重大な犯罪者を輩出してしまった責任を取り」今回の発表に至ったと説明。
「エルコレは法に触れる収益を受け取ることを決して許容しません。特に、いわゆる『パパ活』という名称の活動の中で詐欺行為を働いて来店されるお客様や、その他犯罪収益を得て来店されるお客様に関しては、最早お客様ではなく、エルコレへの加害者として、時には法的処置も検討していく所存です」と表明した。
ホストに対しても指導を徹底するとした上で「業界全体として問題を共有し、一丸となって向き合っていかなければならない重大な問題と受け止めております。この度はお客様や業界関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを改めて、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。